平成4年1月29日、NHKスペシャル 噛めない 話せない 笑えない 入れ歯のハナシが放映されました。内容は、番組名どおりとてもショッキングなものでした。放映後、私は義歯で困っている方を一人でも多く、なんとか助けてあげたい、そして毎日おいしく食べてほしい、という思いを強く持ちました。
右の写真は、痛くて噛めないということで来院された患者さんの入れ歯の内面です。なにかガサガサ、ゴワゴワしたものが入れ歯の内面に付着しています。これでは痛くて噛めないのは、当然かと思います。食べかすはこびりつき、バイ菌のすみかになり、肺炎などの原因になる危険性もあります。このガサガサ、ゴワゴワしたものは、一体何でしょうか?
これは、ティッシュコンディショニング材、粘膜調整材と言うものです。
患者さんにお聞きしますと「義歯が痛いので歯科医院に行ったら、入れ歯につけてくれた。しばらくは良かったが、以前より痛くて噛めなくなってしまった。」とおっしゃっていました。入れ歯が痛いという訴えに、直ぐに歯科医師が入れ歯内面のあたりや、噛み合わせを時間を掛け調べもせず、調整もせず、ティッシュコンディショニング材(もちろん正しい使い方をされている歯科医師も沢山います)を安易に使用したものと思えます。痛いからと歯科医院で入れ歯の内面につけてもらい、そのままの状態の方も多いのではないでしょうか。
この方法は歯科の教科書には載っていない、あくまでも亜流の応急処置です。何ヶ月もつけっぱなしの方は、バイ菌のすみかになってしまいますので、早めに歯科医院へ行って外してもらって、診てもらってください。
私の恩師・五十嵐孝義教授はこのティッシュコンディショニング材をカンニングペーパーと言って、私達弟子に絶対使わせませんでした。患者さんの義歯の痛みに対して安易に使用することを予想されており、患者さんの利益につながらないこと、義歯を学ぶ弟子達の大弊害になること、で絶対に許さなかったのです。
入れ歯は難しい、とよく言われます。しかし、入れ歯製作の技術をしっかりと持った歯科医師が、2つのことをしっかり行えば、噛めて、話せて、笑える入れ歯を提供することができると思います。
その1つは
(1)正確な顎の型をとること。
そして、もう一つは
(2)正確な噛み合わせをとること。
です。
BPS(生体機能的補綴システム)は、この2つのことをより正確に行え、患者さんに提供できる超精密義歯を製作する優れたシステムだと思います。
あなたのライフスタイルに合った義歯を選択する時、専門の歯科医に相談することはとても大切です。
生活の質は、多くの要因によりますが一番大切なことは、幸福というもの全体を見渡すあなたのセンスです。適合しない義歯や不満の多い義歯は、こうした幸福の感情を傷つけるものです。
最新の義歯製作の材料は、とても高品質なもので患者さんの幅広いニーズに応えることが出来ます。快適な義歯というものは、自然な顎の動きや言葉の発声を修復させるものでなければなりません。
さらに口腔内の敏感な歯肉に為害性のないものでなければなりません。義歯は、快適に装着できてこそ食事や会話を自然に楽しむことができ、楽しく笑うことも出来るようになります。
イボクラールビバデント社は、高品質な義歯を製作するために必要なすべての製品を発展させてきました。これらの製品を統合したシステムは、BPS(生体機能的補綴システム)と呼ばれ、長年に亘る経験と科学的な研究の成果です。
臨床的に証明された材料でシステムとして統合されたBPSを経験豊富な歯科医と歯科技工士が使用すればあなたの個人的な要望を満足させることができるでしょう。
ivoclar vivadent BPS パンフレットより引用
自費の入れ歯治療についての「無料相談」を行っております。無料相談では、以下のようなお悩みを相談していただけます。
特に、自費で行う入れ歯治療の場合は、健康保険を使えないため費用が高額になりがちです。だからこそ、治療前に不安や疑問を解消していただくことが重要だと考え、無料相談を通じてしっかりとカウンセリングを行っております。
無料相談でご提案した治療プランは、ご自宅に持ち帰っていただき、じっくりご検討ください。その場ですぐに治療開始を迫るようなことは決していたしません。
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